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2022年3/31 課題C2研究集会

2023年4月 北大の中川特任教授がAmebaニュースに出演

  

日大安井教授がNHKに出演!

課題Cのオンライン集会


2/16,次世代火山研究人材育成総合フォーラム

2/12,本ウェブサイトが公開されました

2019.12.20~21

研究集会@防災科研

ウェブサイト委員会発足



課題C「火山噴火の予測技術の開発」

近年,全国で火山噴火が相次ぎ,噴火災害の恐ろしさを目の当たりにしてきました.しかし,いつ,どの火山で,どのような噴火が起こるかを予測する方法はいまだ確立されておらず,防災・減災の策定は十分には進んでいないのが現状です.本課題では,現在111ある活火山から主要火山10~20を選定し,噴火の仕方やその確率を予測するための基礎研究を行っています.3つのサブテーマ(小グループ)があり,岩石学,地質学,地球化学,地球物理学などの手法を駆使して多角的に研究をしています.サブテーマ1では,火山噴出物の化学組成や組織を詳しく解析し,噴火前や噴火中のマグマの状態を明らかにします.それにより,噴火の起こり方の分岐と噴出物の解析結果の関係を探ります.また,このような分析・解析を迅速に行うためのツール開発もミッションの1つです.サブテーマ2では,過去数万年間に活動した活火山を対象として徹底的に野外調査を行うことで,各火山の噴火履歴,噴火様式の推移,各噴火の噴出量などを詳細に明らかにします.そして,噴火が起きた時期とマグマ噴出量の関係を火山ごとに構築し,現在の噴火準備状況を推定します.サブテーマ3では,地球物理学の手法に基づいて噴火の数値シミュレーションを行い,噴火の起こり方の分岐の基準を理論的に構築します.更に,溶岩流,火砕流,岩脈貫入などの現象をモデル化し,地下でのマグマの移動や噴火災害について予測できるようにします.以上の研究を有機的に組み合わせ,また課題A・Bとも連携をとることで,最終的に「火山噴火の発生確率を提示すること」を目指します.

サブテーマ1

サブテーマ2

サブテーマ3



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